26春闘でも引き続き物価高騰から くらしをまもる大幅賃上げをめざします

従業員の皆様、新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり本年が幸福で素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げます。

昨年の世界と日本

昨年の世界と日本を振り返ると、世界ではウクライナとガザでの戦争は依然続く中、米国では1月に2期目のトランプ政権が発足しました。日本では7月に自公与党が参院選に大敗し衆参両院で少数与党に転落、10月に自公連立の石破内閣は総辞職し、自民・維新連立の高市内閣が発足しました。この間、参院選後の7月にはトランプ関税をめぐる日米両政府の関税交渉が、米国は日本からの輸入品に課す相互関税を15%とすること、引き換えに日本は米国産のコメなどの輸入を拡大し、日本企業が関わる対米投資の促進に向けて最大5500億ドル(約80兆円)規模の支援を行うことで合意に達しました。10月からの臨時国会では、11月にガソリン税と軽油引取税の暫定税率を廃止する法律が成立、ガソリン税の暫定税率は12月31日で廃止、軽油引取税の暫定税率も2026年4月1日に廃止されることになりました。12月には自民党・国民民主党が年収665万円以下(納税者の8割ほど)を対象として「年収の壁」を現行の160万円から178万円に引き上げることに合意、政府の2026年度税制改正大綱に明記することが決まりました。しかし、これらの物価高対策は、参院選後、自民党総裁選を経て首班指
名まで約3ヶ月の政治空白が生じたため、大幅に遅れました。
このように昨年は、世界にとって、戦禍に苦しむ人々にいまだに平和が訪れないなか、トランプ関税という世界規模の大混乱に陥った一年でした。日本にとっては、トランプ関税の輸出産業への悪影響(賃金抑制、人員削減など)が懸念された一方で、少数与党化で野党が求める物価高対策が実現したものの、政治空白によって労働者のくらしは置き去りにされ、労働者は依然として実質賃金の低下に苦しみ続けた一年でした。

賃金を取り巻く情勢と26春闘

厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、2025年11月の実質賃金は前年同月比で2.8%マイナスとなり、2025年1月以来11カ月連続のマイナスとなりました。実質賃金指数は2024年が99.3(2020年=100)で、ピークだった1996年の116.5から15%も下落、OECD38カ国では25位で、世界と比較しても実質賃金が上がらない日本の異常さはますます際立つようになっています。
一方、財務省が発表した2024年度末時点の企業の内部留保の総額は前年度比6.1%増の637兆5316億円となり、2012年度以来13年連続で過去最高を更新しています。財務省の法人企業統計調査によると10年間で経常利益は1.8倍になっている一方で人件費は1.2倍にとどまり、労働分配率は64%で2000年度以降とりわけ大企業での低下が目立ち、全体として低下傾向です。
こうした情勢の中、組合は26春闘でも引き続き物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げをめざします。企業にも政府・財界にも忖度なくはっきりと物を言えるのは労働組合だけです。
日本IBMグループ、キンドリルジャパン・グループの従業員の皆さん、ぜひ組合に加入し26春闘でいっしょに大幅賃上げを勝ち取りましょう。

 

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