組合に入ってよかった

 

組合に入ってよかった

 

<<組合に加入し仕事と生活の両立が可能に>>

 労働組合に加入したきっかけは低評価と降格を予告するメールを受け取ったことでした。

 昇格して半年も経たない時期であり、そのような低評価を受ける理由に思い当たることはなく、所属長と複数回話す中で理由は当初二転三転しました。低評価の理由をいろいろ探して指摘してきましたが、どれも事実を誤認したものであり、中には明らかに別の人が前年度に犯した過ちと認識を共有していた事を私に責任転嫁しているものもありました。

 一人で闘うことに限界を感じ、組合に加入して働きやすい環境を求めていきたいと考えました。組合から抗議をしてもらい、所属長はラインから外れました。その後セカンドラインが適性を考慮した仕事をアサインしてくれました。

 また、別の年には所属長に任期が極めて短期間である案件を長期案件と言って参画させられ、家庭の事情で転勤できないことを知りながら通勤できない地域のプロジェクトの中から仕事を選択するように強要されました。これに対応しきれず、年間稼働率が目標を下回り、低評価となり業績改善プログラム(PIP)を強要されました。この時も組合から抗議をしてもらい、PIPも賃金減額も行われずに済みました。

 労働組合に加入していたからこそ、仕事と生活を両立させることが出来ていると思います。皆さんも明日は我が身と考え組合に加入されることをお勧めします。(50代男性)

 

<<組合はとてもフレンドリー>>

 私は中途入社です。初めて手にした組合のビラには会社の責任を追及する論調の記事があり「本当にこんな事があるわけがないだろう」とあまり自分とは関係ない、関わらないように、と考えるようにしていました。周囲を見渡せば誰もが一心不乱に仕事に打ち込んでおり、誰もが業務に熱中している当社がまさかビラに書いてあるような不当な人権侵害や労働協定に反する行いをするとは考えられませんでした。

 しかしある日突然、上司から降格や転職・退職、今後の私の身の処し方について告げられ私の考えは一変しました。私はひょっとしたらブラックな側面を持つ企業に就職してしまったのではないかとすごく不安になりました。それから夜眠れなくなりました。毎日一人で悩んでいましたが転機は突然きました。

 偶然仕事上でも知り合いだった方が組合の方でした。思い切って私の心情を相談してみました。当社は心を開いて自分の心情を誰かに吐露する雰囲気は殆どありませんが、組合ではそれがいとも簡単にできました。どの方も全く普通の方でとてもフレンドリー。私は入社して初めて正直ホッとしました。

 結果、私以外にも「同じような体験」をしている方が沢山いる事を初めて知りました。組合に相談した翌日久しぶりにぐっすり眠れました。もっと早く相談すれば良かったと思いました。(40代男性)

 

<<プライドやモチベーションを取り戻せた>>

 突然、明確な理由もなく賃金の10%をカットされ、諦めなければならないのかな?もう評価されない会社にいるのは辛いなと自暴自棄になっていた時にきっと同じような思いをしている人はいるはずだと思い、会社を辞職する前に、「かいな」の事を思い出して、組合なんでも相談窓口に電話をしてみました。すると、バンド8でも部下の無い方なら、組合に入れますよ!という想定外のコメントをいただきました。

 また、当時、第二次賃金減額の裁判をしており、減額された賃金が戻ってくる可能性についてもお話いただき、私の中で、この会社に残って、仕事を続けていく勇気をもらうことが出来ました。

 裁判は想像以上に長い道のりでしたが、ついに減額前の賃金に戻る事となりました。振り返ると減額前に戻ったのは、賃金だけではなく、仕事に対するプライドやモチベーションの方が、大きいのではないかと感じています。

 社内には、同じ事で悩んでいるバンド8の方々も多く存在すると思います。バンド8でも組合に入れます。組合に入って、失った賃金とプライドやモチベーションを一緒に取り戻しませんか?

 私のような経験をした場合やそのような情報を見聞きした他の社員の中には、将来について不安を感じていると思います。バンド8の経験や視野を生かして組合活動をさらに活気をつけて、今の若い世代の社員が将来も安心して仕事が出来る環境の実現を目指して、我々と一緒に変革して行きましょう!(40代男性)

 

<<組合は暖かく力強い組織>>

 私が組合に加入するまでには長く迷った時期がありましたが、今は加入して本当に良かったと思っています。

 この会社には「組合に入ると良いことは無いぞ」と言う社員がいます(このような発言は「不当労働行為」と言って違法だと後に学びました)。しかし、転職紹介会社に登録してもまともな求人が無い現実を突きつけられ(タクシー運転手を紹介され、IBM社員の市場価値がほとんどゼロである事実を知りました)実際にリストラ攻撃を受けるに及び、家族を守るためには他の選択肢はありませんでした。

 組合に対する不安は全くの杞憂に過ぎませんでした。組合は会社の横暴に屈しない力を与えてくれる、まっとうで暖かく力強い組織です。貴方の加入をお待ちしています。(40代男性)

 

<<まさか戻らないと思っていた賃金が戻った>>

 賃金減額を通知され、その上「今辞めれば、減額前の一時金が出る」と執拗な退職勧奨を受け、耐えられず組合に駆け込みました。

 組合に入って相談を重ねるうちに、まさか戻らないと思っていた賃金をとり戻せることが分かりました。一人では到底思いつかないことでした。集団で法律の下で闘うことの大切さが始めて解りました。その意気込みで賃金減額裁判に加わった結果、過去分の賃金も戻り、さらに減額前の給与に戻りました。

 賃金減額が回復した実感は、クレジットの請求額が来るたびに貯蓄の取り崩しや、実家からの支援でギリギリやり繰りすることが無くなったことで、生活に余裕ができたことでしょうか。倹約生活は長く、すっかり身に付いてしまいました。いまさら変えるつもりは無いので、貯蓄を再開する予定です。

 残念な点は、会社は非を認めながら今も続く減額者は放置し、さらに減額されても良いという署名を求めている点です。懲戒処分でさえ減給は最大で一割で、処分期間後は元の賃金に戻ります。一方的に「期待」に届かないとした人への容赦ない無期限の減給処置、という蛮行を止めるためにも、ぜひ組合に入り一緒に取り戻しましょう。(50代男性)

 

<<一人で悩まないで>>

 私は、入社後に中途入社社員研修を受講する機会を与えられましたが、研修開始直後に退職勧奨の面談がセットされました。所属長の変貌ぶりは理解できませんでした。会社の支離滅裂なやり方に腹が立ちましたが、組合の機関紙「かいな」の記事を読んで直ぐ組合に相談して加入しました。組合では会社の思惑を知ることができますし、力強い同志を得て心の支えとなっています

 ぜひ、一人で悩んでいないで組合に加入してください。(40代男性)

 

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