物価高騰が続くなか、実質賃金の低下が長期化し、労働者のくらしは一層厳しさを増しています。こうした状況を打開し、すべての労働者の大幅賃上げと底上げを実現するため、国民春闘共闘委員会と東京春闘共闘会議の主催で1月28日夜、中野ZERO大ホールにおいて「2026年国民春闘勝利!総決起集会」が開催され、約700人の仲間が参加しました。会場では、賃上げを春闘の中心課題として位置づけ、職場と社会を変えていく決意が共有されました。
東京春闘共闘会議の矢吹義則代表は主催者挨拶で「日本経済を強くするには、労働者の賃金が上がらないといけない」と述べ、賃上げの重要性を強調、また、近年、経団連からも賃上げの必要性が語られるようになってきたことに触れつつ、「だいたい気づくのが遅いよ、経団連」と厳しく指摘しました。一方で、「労働時間の減少が実質賃金停滞の一因だとする議論の中身をよく見ると、長時間労働を助長する裁量労働制の拡大を狙っている」と述べ、賃上げと引き換えに労働条件を後退させる動きは決して許されないと訴えました。
基調報告では、国民春闘共闘委員会の黒澤幸一事務局長が賃上げを中心に情勢と課題を報告しました。黒澤氏は、「25春闘で賃金引き上げに向け努力し、非正規労働者を含め一定の前進があった」と振り返りました。しかし、「物価は特に食料品で1.4倍、1.5倍と上昇しており、日本では実質賃金が下がり続けている」と強調しました。さらに、「要求を掲げ、交渉しなければ賃上げはできません」と述べ、「納得いかないときはストライキでたたかいましょう」と行動を呼びかけました。
続いて、単産・職場からの決意表明も行われました。日本医労連は医療現場の深刻な人手不足と低賃金の実態を訴え、東京自治労連は住民サービスを支える自治体労働者の処遇改善の必要性を強調しました。また、東京土建からは、建設労働者の賃金引き上げと安全な労働環境の確立に向けた決意が示されました。それぞれの発言は、賃上げこそが現場を支え、社会を支える力であることを明確に示しました。
さらに集会アピールが採択され、すべての労働者の大幅賃上げと底上げ、最低賃金の引き上げ、そして安心して働き続けられる社会の実現に向け、団結してたたかう決意を確認しました。
集会の最後には、参加者全員が立ち上がり、26春闘勝利への決意を込めて拳を高く掲げ、「団結ガンバロー」を力強く三唱して、集会は幕を閉じました。










