今回は前号に引き続き26春闘アンケートの選択肢方式の回答の集計結果を紹介します。集計結果は、SE系、コンサル、事務系、サポート系など幅広い職種の従業員の皆さんの、賃上げ、生活、職場に関する要求や思いの反映です。
26春闘では、なんとしても物価高騰からくらしをまもる大幅賃上げを勝ち取らなければならないなか、春闘アンケートには切実な賃上げ要求、生活実感、職場の不安・不満の回答を多数頂いておりますので、以下に日本IBMグループ、キンドリルジャパン・グループの従業員の皆さんの回答の集計結果を紹介します。
賃上げ要求平均額は61,905円で、ついに6万円を突破し、賃上げ要求の背景にある生活実感は「かなり苦しい」「やや苦しい」の合計が96.6%となりました。これは言うまでもなく、賃上げが物価高騰に追いつかず実質賃金のマイナスが続いている中での、従業員の切実な生活実態の明確な表れです。
職場の不安・不満はトップ3が表題の通りとなりました。下表「職場の不安・不満(3件選択)」でトップ10に5年連続入った6件を背景ピンク、トップ10に5年で4回入った2件を背景黄色で示しましたように、職場の不安・不満は固定化し改善の方向が見えません。これは賃金、雇用、企業の将来に安心感を持てない人たち、リストラ、パワハラ、査定・評価、賃金や処遇の差別におびえる人たち、仕事の内容・しかた、労働時間(残業・休暇など)について問題を抱える人たちの切実な悩みの明確な表れです。
