金属機械反合闘争委員会は、9月18日、第307回金属反合共同行動を都内で展開しました。
今回の行動には当日本IBM支部も参加しました。以下に当支部が参加した行動を紹介します。
ノバ・バイオメディカル本社前行動
まず午前のノバ・バイオメディカル本社前行動では、駆けつけた組合の仲間たちが会社に対し労働者の正当な要求を力強く訴えました。
決意表明に立ったJMITUノバ・バイオメディカル支部の射場委員長は、「会社の不当労働行為、不当配転、組合つぶしのいやがらせにより組合員だけでなく非組合員も会社を見限り、この一年だけで40名の会社の中で13名の正社員が退職してしまっています。この争議を勝ち抜いていきたいと思います」と訴え、参加者に支援を呼びかけました。
日本IBM箱崎事業所前行動
続いて午後の行動として、昼休みに日本IBM箱崎事業所前行動が行われました。
行動では、冒頭、同委員会の生熊委員長は主催者挨拶で、中労委で和解協議中の定年後再雇用不当労働行為事件について、「中労委では和解協議が継続されていますけれども、なかなか進みません。この和解の最中に再雇用労働者の賃金が月18万5千円から25万5千円に変更されるので、若干の前進はありました。しかし、新入社員よりいまだに低い、そういう状況です。しかも団体交渉で決めるのではなくて、決めたことを伝えるというだけです。問題はアメリカ本社の承認を得ないと何も進まないというこの労務政策にあります」と述べ、日本IBMの不誠実な姿勢を厳しく批判しました。
この後、決意表明に立った当日本IBM支部の笹目中央執行委員長は、「バンド3のシニア契約社員の給与は10月から月額25万5千円、年収306万円になりますが、それでも新入社員の年収より低く、まともにくらしていける水準ではありません。たたかいはまだまだ続いていきます。最後までたたかいます」と述べ、参加者に支援を呼びかけました。
南部地協第37回定期総会
・25秋闘第2次討論集会
JMITU東京地本・南部地協(東京地方本部・南部地区協議会)は、9月13日、第37回定期総会と25秋闘第2次討論集会を品川区中小企業センター(品川区)で開催し、当日本IBM支部をはじめ南部地協に所属する支部が参加しました。
定期大会の午前の部では、小泉・南部地協議長の主催者挨拶、野中・東京地本書記長の激励に続き、25年度活動報告、26年度活動方針と役員体制の提案、25年度決算報告、26年度予算案提案が行われました。
定期大会の午後の部では、午前中の内容が質疑・討論を経て採択されました。討論では、日本IBM支部から定年後再雇用賃金差別争議への支援継続を呼びかけました。
続く25秋闘第2次討論集会では、秋闘の大事さや留意点について認識を共有した上で、各支部が25年秋闘の取り組み状況を報告、質疑・討論を行いました。最後に有馬・南部地協事務局長が討論のまとめを行い、参加者全員で「団結してガンバロー」を三唱して閉会しました。
******* 記事訂正文 ********
かいな2471号(2025年9月16日発行)3面記事「JMITU2025秋闘方針」において、記事本文の最後が「強化しま」で切れていますが、「強化します。」に訂正させて頂きます。