IBM、今年もリストラを発表 昨年と同規模3900人規模の削減かそもそも黒字リストラは必要なのか

IBMは1月2日4、2023年第4四半期の連結決算を発表し、その中で23年と同規模の人員を削減する方針を発表しました。方針では「workforcerebalancing」(労働力の再調整)という言葉が使われていますが、これはすなわち「リストラ」(人員削減)を意味します。IBMは、22年第4四半期の決算を発表した昨年1月25日に、従業員の1.5%にあたる約3900の人員を削減する方針を発表していますので、今回発表のリストラも3900人規模の削減と想定されます。ただ、IBMの23年通期の決算は対前年で増収・増益ですから、今回発表の「黒字リストラ」はそもそも必要なのでしょうか。いえいえ、リストラは雇用を奪うもの、決算がどうあれ、あってはなりません。決算結果は経営者の責任です。リストラされる従業員はたまったものではありません。上記の通り、IBMは1月24日にリストラ(人員削減)を実施する方針を発表しました。昨年は、IBMが1月25日にリストラを実施する方針を発表し、組合に日本IBMで2月頃から退職勧奨が行われているという情報が寄せられましたので、今年もそろそろ日本IBMで退職勧奨が本格化しそうです。その予兆と見られる情報として、すでに組合には昨年秋から、上司からPIPを指示されたという情報や、降格か、300万円の加算金付きの退職かのどちらかを選択せよと迫られたという情報が寄せられています。

今すぐ組合に加入しよう

日本IBMグループ、およびキンドリルジャパン・グループの従業員の皆さんに申し上げます。今リストラにあっている方、今リストラの不安に直面している方は、今すぐ組合に加入して、リストラから雇用をまもりましょう。さらに、将来リストラにあうこと、将来リストラの不安に直面することは、いつだれに起こるかわかりませんので、その前に今すぐ組合に加入して、リストラから雇用をまもりましょう。組合へのご連絡は3面の「組合なんでも相談窓口」までお願いします。ウェブからは組合トップページ上部にある「ご意見ご相談」をクリックし、記入、送信して下さい。

リストラの方法と不安

リストラの方法、リストラの不安には次のようなものがあります。十分に警戒しましょう。【リストラの方法】▼低評価▼PIP(業績改善プログラム)▼賃下げ▼降格(以上はパワハラ4点セット)▼LPIC(LowPerformanceIdentificationConversation=上司が低パフォーマンスと認定した従業員を対象にした業績改善プログラム。目標未達になると次にPIPに進む)▼Bottom10~15%(部門で認定した業績下位10~15%の従業員を退職させるため、チェックポイント・ツールでLowPerformerのフラグ付けをする)▼退職勧奨(退職加算金・再就職支援プログラム有りをうたう)▼退職強要(退職を断っても繰り返される退職勧奨)▼人事からの低評価予告メール(日本IBMが過去に全社規模のリストラで使用)▼解雇予告▼会社や部門が人員削減を発表した▼会社が部門の分社化を発表した▼部門が業務の縮小・AI置き換え・移管(海外・関連会社などへの移管)を発表した※部門が対象の場合でも、他部門の方も安心せず十分に警戒しましょう。【リストラの不安】▼チェックポイント業績評価が低評価だった、または上司から低パフォーマンスだと言われたので、上司からPIP/LPICを指示されそうな予感がする▼上司があなたに低評価/PIP/LPICを予告・示唆する発言をした▼上司があなたに攻撃的・威圧的・不穏な言動を行った▼自部門で退職者が出た、またはそれが続くので、水面下でリストラが走っている気がする▼会社や部門のコスト削減圧力が強い、または業績が不振なので、水面下でリストラが走っている、近くリストラが走りそうな気がする

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