JMITU夏ボーナス回答速報 組合員平均昨年を16,773円上回る

JMITU25夏季闘争は、6月27現在、春闘時に妥結済の支部分会を含め全国109支部分会が夏ボーナスの有額回答を引き出し、有額回答の組合員平均は昨年同時期との比較で16,773円上回っています。うちJMITU主要企業の夏ボーナス回答(速報・上位15社ランキング)は昨年を上回る高水準の成果を上げており、日本IBMとキンドリルジャパンは昨年に続きランキング圏内でした(左下表)。また上位15社のうち有額回答が100万円以上の企業は13社となり、速報ベースで2023年の5社、2024年の7社から大幅に増えています(右下表)。

支部分会別では次のような成果を上げています

▼東京西部・超音波工業支部は3回のストを決行、第4次回答715,000円(2.02ヶ月)まで回答を前進させました
▼東京東部・小坂研究所支部は4次回答720,000円(2.30ヶ月)を引き出しました▼東京北部・鈴木シャッター支部では3次回答720,000円(2.57ヶ月)を引き出しました▼東京西部・リオン支部では、1,200,000円(3.55ヶ月)の過去最高額となる回答を引き出しました▼他に埼玉・芝浦電機支部で2次回答1,226,333円(4.00ヶ月)、長野・マグネエース支部で3次回答346,860円(1.25ヶ月)、長野・カネテック支部で3次回答415,444円(1.37ヶ月)、兵庫・福原精機支部で3次回答541,000円(1.90ヶ月)、埼玉・東鋼業支部で2次回答660,000円(1.93ヶ月)を引き出しました。

ボーナス闘争は賃上げ闘争へ

日本IBMとキンドリルジャパンの2025年夏ボーナスの組合推定平均支給額(本体・バンド7以下一般職)がこれまでにない高水準となったのは、以下の組合要求の実現が反映されたためです▼日本IBMが25年7月1日付の報酬制度改定を発表、この中でボーナスの変動部分を廃止し、アニュアル・リファレンスサラリーの総額を支給することとしたこと、改定前の最後のボーナスとなる今夏のボーナスに反映される会社業績達成度を「125」、個人業績率を一律100%としたこと▼キンドリルジャパンが25年からボーナス制度を改定、ボーナスに反映される会社業績達成度を基本「100」とし、ボーナスに個人業績を反映しないこととしたこと。以上の制度改定により両社では年収が固定化されますので、ボーナス闘争は賃上げ闘争に移行していきます。

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