23秋闘 支部一次要求に会社回答

23秋闘 支部一次要求に会社回答

物価高騰の中、賃上げ・ボーナスで前進回答なし会社は従業員の生活にいっそうの配慮をせよ

組合が9月20日に日本IBM、キンドリルジャパンに提出した2023年のJMITU日本IBM支部秋闘一次要求書への回答が、回答指定日の10月4日に両社からありました。今回の会社回答は、物価高騰の中、両社とも賃上げ・ボーナスにおいて、9月13日の6次ストライキの前に両社が提示した春闘6次回答からの前進回答はありませんでした。両社とも従業員の生活にいっそうの配慮をすべきです。以下に支部秋闘一次要求と会社回答を抜粋して紹介します。

*****■支部秋闘一次要求
2.賃上げ要求(IBM・キンドリル向け共通)(1)本来、就業規則通りに賃上げが実施されていれば、2020年から現在までの間に4回賃上げがされていなければなりませんが、2021年5月、2022年5月、2023年5月(キンドリルジャパンは2021年5月、2022年7月、2023年7月)の3回しかされておらず、賃上げが1回少ない状況です。
(下図参照)

その一方、一昨年からの物価高騰で従業員の生活は厳しさを増しています。これを受け、少ない1回分の賃上げとして2023年中にもう一回の賃上げを実施することを要求します。(2)上記(1)の賃上げは、全従業員(正社員、契約社員、プロフェッショナル・ブルー、シニア・プロフェショナル、シニア契約社員、臨時雇用者・派遣労働者を含む)の本給(本俸・月額賃金)を10%引き上げること。(3)上記(1)の賃上げは、上記(2)の本給(本俸・月額賃金)の引き上げを実施した上で、以下を実施すること。1)本給が年齢別本給下限額(かいな前号2面参照)を下回っている従業員について、本給を年齢別本給下限額以上に引き上げることを要求します。2)本給(本俸・月額賃金)の引き上げにともない、賞与基準額についても本給(本俸・月額賃金)と同率の引き上げを行うこと。

■IBM回答
2の(1)、(2)、(3)1)について
2023年の給与調整は5月1日付で実施いたしました。2023年中にもう一度実施する予定はありません。
2の(3)2)について
当社の給与調整は本給・本俸および賞与・定期俸を含むReferenceSalary全体に対して行うものですので、調整を行う際には本給・本俸と賞与・定期俸の両方に同率を適用することが原則となります。■キンドリル回答2の(1)乃至(3)について本年度の給与調整は2023年7月1日付で実施いたしました。これに加えて2023年中の賃上げは予定していない旨回答いたします。

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組合に加入しよう
従業員の皆さん、今からでも遅くありません、ぜひ、あなたも組合に加入して賃金を上げましょう。ストライキに参加し、賃上げを要求しましょう。組合員数の拡大は、賃上げ、労働条件改善を実現する交渉力の拡大となります。また、組合加入は、従業員一人一人にとって雇用をまもる力、労働条件の不利益変更の抑止力となります。組合加入申込書は、組合ホームページ「当支部の紹介」の「組合加入申込書」からPDFでダウンロード、必要事項を記入し組合メールアドレス宛に送付して下さい。

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