24春闘 3月14日2次スト決行 IBM、キンドリルは賃上げ回答をせよ JMITU主要企業は昨年より高水準

日本IBM、キンドリルジャパンは、JMITU24春闘要求への3月6日回答において、本給の10%引き上げを柱とする、物価高騰を上回る賃上げ要求に対し、有額回答をしませんでした。組合は、両社の3月6日回答を不服として、3月7日の1次ストライキ(かいな前号参照)に続き、3月14日、午前9時から2次ストライキを決行、従業員の生活軽視に抗議しました。2次ストライキは、キンドリルジャパン本社前で、午前8時45分からの宣伝行動に続き、9時からストライキ行動(左上写真)を決行。前回同様、参加時間を9時から17時36分の間に設定した6つの時間から選択、出社または在宅にて参加する形で実施しました。

JMITUの24春闘情勢

3月14日時点の速報で、JMITU主要企業1社5の賃上げ回答(左上表)は昨年を上回る高水準の成果を上げており、賃上げ率回答の分布(左下表)は背景色で示したように、主たる分布域が昨年、今年と確実に上昇しています。このように主要15社は物価高騰のなか賃上げで従業員の生活に配慮しており、有額回答がいまだに無い日本IBM、キンドリルジャパンとの違いが際立っています。JMITUの支部・分会では、さらに今後の団体交渉、ストライキによる回答額の上積みが期待されます。

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