24春闘統一ストライキに38支部・分会が決起 物価高騰を上回る賃上げを行え

JMITUは、24春闘要求の回答指定日が3月6日でした。62支部分会が有額回答を引き出し、物価高騰に一定の配慮する回答を引き出したところもあります。しかし、6日の回答水準は全体として組合の要求に正面から応えていません。これでは到底、物価高騰に見合った賃上げとはいえません。

全体として、労働者と家族の大幅賃上げへの切実な思いに背を向け、物価高騰から労働者のくらしをまもる経営責任を放棄した不誠実な回答と言わざるを得ません。JMITUは、物価高騰に見合っていない低額回答には絶対に妥協せず最後までたたかい抜く決意です

38支部分会がスト決起

3月7日のJMITU24春闘第1次統一ストライキ(統一行動)には、全国で38支部・分会が大幅賃上げを要求しストライキに決起しました。また、昼休みや就業後の抗議集会、門前宣伝など不誠実な回答への抗議と大幅な回答上積みを求める統一行動を展開しました。

南部地協リレーストライキ

JMITU東京地本・南部地協(東京地方本部・南部地区協議会)は、3月7日のJMITU24春闘第1次統一ストライキとして、リレーストライキを展開しました。リレーストライキは、南部地協に所属する日本IBM支部、通信産業本部東京支部、桂川精螺分会、宇野沢組鉄工所支部のストライキをリレーで激励する一日行動を実施しました。また、ストの合間に、争議でたたかっているノバ・バイオメディカル支部の本社前宣伝行動の支援を行いました。

ノバ・バイオメディカル本社前宣伝行動

朝の日本IBM箱崎事業所前でのストライキ行動(1面)に続いて、ノバ・バイオメディカル支部の本社前宣伝行動では、マイク宣伝をしながらチラシを配布し、会社がノバ・バイオメディカル支部の委員長に対して行っている不当な配転・降格・賃金減額や不当労働行為に抗議しました。

通信産業本部東京支部スト

昼休みをはさんで午後からは、JMITU通信産業本部東京支部が、物価高騰を上回る賃上げを求め、ストライキに入りました。(上写真)NTT持株会社前で行われたストライキ総決起中央集会では、JMITU通信産業本部の宇佐美委員長が「春闘アンケート回答で、生活が苦しいが83%、賃金が安いが6%0になった。勤続10年になるが基本給が上がっていないとのコメントが寄せられている」と職場の状況を報告。「今後も全国の組合員がストを構え大幅賃上げの実現のためたたかっていく」と決意を述べました。

桂川精螺分会スト

続いて、桂川精螺分会が、会社が春闘回答をしない、いつ回答するかも示さないことに抗議し、ストライキに入りました。行動では、桂川精螺分会の古畑分会長が「団体交渉を行え、回答しろ」と訴えました。(左写真)

宇野沢組鉄工所支部スト

夕方からは、宇野沢組鉄工所支部がベースアップがなかったことに抗議し、ストライキに入りました。行動では、JMITUの川口特別執行委員が激励挨拶で「職場で働いている人の思いを回答に示されなければならない。残念だけどその回答になっていない。経営者に猛省を促す」と批判しました。また、宇野沢組鉄工所支部の組合員が「会社は従業員の生活を第一に考えてほしい」「1次回答は満足できなかった。2次、3次回答を要求しがんばっていきたい」と訴えました。(左写真)

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