IJDS発足に伴い労働条件はどうなるか

 日本IBMが、傘下の3つの100%子会社、ISCーJ、ISOL、IBITを統合し、7月にIJDSを発足することを前号でお伝えしました。ところで、私たち従業員の労働条件はどうなるのでしょうか。
 3社統合の方式は「合併」と発表されています。そのため、労働契約は統合後の会社に包括的に承継されることになりますので、目先、労働条件は変わりません。
 しかし発表では「新会社としての組織やプロセスについては6月中旬を目途に発表します」と付け加えられています。従って、その中身について労使協議が必要です。
 また来年1月に3社の人事制度と就業規則が統一される際には、「こっそり」労働条件を引き下げる可能性もあります。さらにこのタイミングで人員削減や遠隔地への異動が行われることも当然考えられます。
 そこで組合は、次のような内容の要求書を会社に提出しました。今後の推移にご注目下さい。
(1)人事制度、評価制度及び就業規則の統合方針を事前に労働組合に示すとともに、その内容について労使合意に達するよう協議すること。
(2)3社それぞれに特有なルール(いわゆるローカル・ルール)がある場合、それを労働組合に事前に示すとともに、その統合方法について労使合意に達するよう協議すること。
(3)もし人員削減を予定している場合、人員削減が必要な経営上の必要性等を労働組合と事前協議すること。
(4)勤務地の異動が生じる組合員については、事前に労働組合に示すとともに、その内容について労使合意に達するよう協議すること。

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