全従業員の賃上げを要求

  2015年秋闘・年末一時金要求

 2015年秋闘の一環として、組合は一次要求(JMIU秋闘統一要求書三種を9月16日に提出し、10月1日回答)に続き、10月21日に二次要求として職場の要求を総ざらいする「2015年秋闘・年末一時金要求」と「マイナンバー制度に関する統一要求書」を提出しました。これら要求実現を目指し会社に回答を迫ります。回答指定日は11月4日です。

●評価制度の変更に関する要求
 現在PBC制度の変更が計画されているが、評価制度の変更にあたって以下の点を要求する。
◆評価結果の使い方について
・労働条件に反映しないこと。
◆評価方法について
・客観性・透明性・公平性を担保し、恣意的な評価ができないようにすること。
・評価分布を公開すること。
・誰に評価されるのかを明らかにすること。
・評価期間を明らかにすること。
・評価期間の途中で目標を追加することで、低評価に誘導しないこと。
・評価する側のガイドを公開すること。
◆稼働率との関係について
・稼働率が低いことをもって低評価の理由としないこと。
●12月1日付賃上げ要求
・MBA昇給と臨時昇給を実施し、全従業員の賃上げをすること。4月昇給と合わせて全従業員の昇給率が最低でも3%以上となるようにすること。
・組合が提示している年齢別保障給に満たない従業員について、臨時昇給を実施し、保障給まで賃上げすること。
・賃金減額をしないこと。
●12月10日付一時金要求
・消えた基礎算定期間(2014年11月15日~12月31日)分を上乗せすること。
・PBC評価に関係なく、最低でもReference Salaryの6%以上のGDPを支給すること。
・一時金の最低支給基準を設け、最低でも組合が提示している年齢別保障給+旧住宅費補助の2.5ヶ月分を支払うこと。
・シニア契約社員にも一時金を支給すること。
・派遣社員・臨時雇用者についても、月次支払額の1ヶ月分を支給すること。
●定年延長および再雇用制度に関する要求
・JMIU統一要求を下回らない賃金で、65歳まで雇用を保証すること。また、再雇用では、シニア契約社員について、月額給与17万円を改め、30万円に引き上げること。
●ストレスチェックに関する要求
◆2015年末から実施されるストレスチェックについて
・実施にあたっては、組合と事前協議し、合意の上で行うこと。
・チェック結果は本人のみに直接通知する(事業者に対しては秘匿扱いとする)こと。
・産業医による面談を強要したり、休職や退職の勧奨に悪用しないこと。
・産業医は従業員の側に立って活動すること。
・集団分析は個人が特定できないような匿名データにした上で外部の第三者機関で実施し、職場環境の改善に結びつけること。
・以下を理由とした不利益取り扱いをしないこと。
 - ストレスチェックを受けないこと。
 - ストレスチェックの結果の提供に同意しないこと。
 - 高ストレス者として面接指導が必要と評価されたにもかかわらず面接指導を申し出ないこと。
・面接指導の結果を理由とした解雇、雇止め、退職勧奨、不当な配転・職位変更等を行わないこと。
●マイナンバー制度に関する要求
・法律で義務付けられている「特定個人情報に関する安全管理措置」にもとづく基本方針、取扱い規定等を開示すること。
・マイナンバーの利用は法令で定められた目的以外には活用しないこと。
・マイナンバーの提供を拒否する等を理由に解雇をはじめいっさいの不利益取り扱いを行わないこと。
・出向・転籍等を含め、従業員の個人情報(マイナンバー)を社外に提供しないこと。
・情報管理について経営者の責任を明確にし、具体的な情報管理方法を確立すること。

 

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