日本IBM・キンドリルジャパン 十分な賃上げ回答をせよ

第6次回答
 両社とも従業員の生活に配慮せよ
 不当回答なら30日半日スト(第6次スト)

 かいな2405号1面の通り、今春闘ではJMITU主要企業の賃上げ回答は、賃上げ率が2%台後半から3%台後半という昨年を上回る高水準に達していますが、その一方、日本IBMの5月1日付賃上げの組合推定平均賃上げ率はわずか1.5%です。これでは今般の諸物価高騰の中、実質的な賃下げです。
 このような状況下で、組合は日本IBMに対し、5月1日付賃上げの第2次有額回答を要求していますが、日本IBMは未だに行っていないため、5月20日に第4次スト(午後半日)、6月3日に第5次スト(午後半日)を決行しました。
 この第2次有額回答は、労働組合として求めている年齢別企業内最低賃金(下表)を踏まえ、さらに諸物価高騰を考慮した、組合員個別の第1次有額回答への上積み回答であり、不可欠なものです。
 一方、組合はキンドリルジャパンに対しても、労働組合として求めている年齢別企業内最低賃金を踏まえた、7月1日付賃上げの組合員個別の有額回答(6月下旬の見込み)を要求しています。
 組合は、賃上げが今般の諸物価高騰を補うのに十分な水準であることを重視しており、両社の上記の有額回答について、6月29日の次回団体交渉で協議します。次回団交での会社回答が不当回答であれば、組合は6月30日に第6次スト(午後半日)を実施します。

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