こうすれば賃上げできる!

 

こうすれば賃上げできる!

 -お手盛り賃金から脱出しよう-

 

 社員の皆さん、前号でお知らせしたように賞与の算出方法がますます不透明になっています。昇給制度についてもますます不透明になることが予想されます。
 こんな「お手盛り賞与」「お手盛り昇給」では、私たち労働者はたまりません。改めて「賃金とは何か?」という労働組合の考え方をQ&A形式でまとめました。ご一緒に考えてみましょう。

Q.「賃金」とは何か?
A.「賃金」とは労働者がもつ「労働力」の価格
 「賃金」とは、「労働力」の価格のことです。わたしたちは、「働く能力」=「労働力」を売ることによって、お金を手に入れます。つまり、賃金の本質は、「労働力」という商品の価格です。

Q.「労働力」商品の価値はどう決まるのか?
A.労働力の価値は労働者とその家族の生活費で決まる
 「労働力」商品の価値の大きさは、他の商品と同様、それを再生産するための費用によって決まります。
 「労働力」は、労働者が働くことによって消費されます。労働者は明日も同じように働けるように労働力を再生させる必要があります。
 労働力の価格(価値)=賃金の大きさは、労働力を再生産するための費用がどれくらいかで決まります。言い換えると、労働者とその家族が、社会的平均的な生活を営むために必要な「生活費」で決まるのです。
 その内容を分析すると、
①労働者本人の生活費。単に生理的な要求を満たせばよいというだけでなく、その社会における健康で文化的な生活水準を満たすものでなければなりません。
②家族の生活費。生産を維持し続けるためには世代交代も必要です。そのためには、結婚し、こどもをつくり一人前の労働者として育てるための生活費が必要です。
③労働力を養成するための教育・訓練の費用も必要です。

Q.なぜまともな賃金にならないのか?
A.「労働力」商品は価値以下に切り下げられる傾向があります
 第一に、労働者が生きていくためには常に労働力商品を売り続ける必要があります。ストックできません。
 第二に、現代社会では労働力商品はつねに供給過剰の状態となっています。非正規雇用の増大によっても労働者の賃金はどんどん切り下げられています。

Q.低賃金でがまんするしかないのか?
A.団結してたたかえば労働力の価値に近づけることは可能です
 わたしたちが価値に見合った賃金を要求することは、何も身勝手な要求ではなく「労働力という商品を適切な価格で買ってください」と言っているだけであり、正当で当たり前の要求です。会社を実際に動かしているのは私たち労働者です。労働者が働かなくなったら生産も営業も止まってしまいます。これを利用し、みんなで力をあわせ声をあげれば「賃金」をその価値どおりの価格へ近づけることは可能です。これが労働組合の賃金闘争なのです。

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