春闘要求提出!【団交報告】

 

春闘要求提出!【団交報告】

-大幅賃上げでくらしを元気に-

 

 2017年2月22日、組合は会社と団体交渉を持ち、17春闘要求を提出しました。他のJMITU147支部分会も同時に提出しました。組合が提出したのは24ページからなる当支部独自の要求書に加え「JMITU統一要求書」と「継続雇用者の賃金・処遇改善の統一要求書」です。以下に特徴的な要求内容をお伝えします。

労使関係を正常化せよ

 まずは争議の全面解決を要求しました。ロックアウト解雇裁判、賃金減額裁判、「退職しないと解雇だ」と退職強要して労災認定された事実、さらに東京都労働委員会で争われている不当労働行為の申立をすべて解決し、労使関係を正常化することを要求しました。

4月1日に賃上げせよ

 「春になったら賃金が上がる」というのが日本の習慣です。このことを大事にし、昨年度に9月1日付へと変更した賃上げ日を4月1日付に戻すことをまず要求しました。
 その上で、日本企業ではあたりまえに行われている「ベースアップ」つまり誰でも昇給する賃金水準自体の底上げの重要性を強調し、アンケート結果を反映した4万円の賃上げを要求しました。
 また、賃金減額をしないことや、すべての契約社員・臨時雇用者・派遣労働者も賃上げすること、さらに日本IBMで働くすべての労働者の賃金を組合が要求する年齢別保障給(下グラフ参照)以上とすることを要求しました。
 近年は会社の賃上げがますます不透明になっています。ご自身の本給とグラフを比べてどうでしょうか。もし下回っているようでしたらぜひ組合にご相談ください。

 

夏のボーナスでは個人業績率を示せ

 すでにお伝えした通り今年のボーナスは支給額がますます不透明になることが予想されます。
 特に個人業績率が所属長によって一方的に決められてしまう恐れがあるため、組合は少なくとも個々人の業績率を開示して協議に応じるよう要求しました。

働き方に関する要求

 電通の自殺事件を受け、社会的にも働き方への関心が高まっています。組合は以下の5項目を要求しました。
1.ILCと稼働率に関しては、過大な稼働率目標の設定をやめ、さらにILCの過少申告を助長する現在の状況を改めること。
2.勤務時間管理は自己申告制ではなく客観的な記録方法によること。
3.祝休日・深夜のライン管理職から部下へのメール発信を禁止すること。
4.勤務間インターバル制度を導入すること。
5.36協定を見直し、過労死ラインになっている特別条項を廃止すること。

団結こそが要求実現のカギ

 まだまだ多数の要求事項がありますがご紹介しきれません。会社回答は3月8日の予定です。
 前号でもお伝えした通り労働者の団結こそが要求実現のカギです。皆さんの組合加入をお待ちしています。

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