日本IBM・キンドリルジャパンは賃上げ10%を実施せよ

3.8回答
 両社とも有額回答せよ
 不当回答なら9日早朝行動

 前号で紹介しました通り、23春闘アンケートの結果、日本IBMとキンドリルジャパンの従業員は、賃金に最も大きな不安・不満(66%の人が選択)を抱きながら、約8割の人が苦しい生活実感に耐えていることがわかりました。
 組合は従業員のこの厳しい生活実態を踏まえた23春闘要求を、統一回答指定日を3月8日として両社に提出、要求団交を行いました。今年は日程の都合で、日本IBMには2月22日(統一要求日)に要求提出、27日に要求団交、キンドリルジャパンには21日に要求提出、要求団交を行いました。

組合に加入して賃上げ交渉に参加しよう

 組合は春闘要求および要求団交の中で、物価高騰を上回る水準の賃上げを両社に迫りましたので、これに対する有額回答が3月8日に無い場合は、組合は翌9日早朝、両社の箱崎本社前で宣伝行動を実施します。また、宣伝行動といっしょにストライキを実施するため、当支部が掲げる項目についてスト権を確立するためのスト権投票を現在実施中です。
 さらに、組合は交渉状況に応じた数次の回答日と宣伝行動(ストライキ)を計画しています。
 従業員の皆さん、今からでも遅くありません。ぜひ、あなたも組合に加入して賃上げ交渉に参加しましょう。組合加入申込書は、組合ホームページ「当支部の紹介」の「組合加入申込書」からPDFでダウンロードできます。必要事項を記入し組合メールアドレスに送付して下さい。

賃上げ要求の内容

 23春闘要求の賃上げ要求は、足りない1回分の賃上げを2023年4月1日付で実施すること、さらに23年の賃上げを23年9月1日付で実施することを要求しています。
 その内容は次の3段階から成っています。
(1)全従業員(正社員、契約社員、プロフェッショナル・ブルー、シニア・プロフェショナル、シニア契約社員、臨時雇用者・派遣労働者を含む)の本給(本俸・月額賃金)を10%引き上げること。
(2)全従業員のPMRを現状値より引き上げること、特にPMRが1.0未満で3年以上とどまっている従業員についてはPMRを1.0以上に引き上げること。
(3)本給が左表の年齢別本給下限額(組合が独自に導入)を下回っている従業員について、本給を左表の年齢別本給下限額以上に引き上げること。

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