4月21日第3次スト決行

第4次回答を要求

第4次回答
 日本IBMは賃上額を上積みせよ
 集団的労使交渉に必要な情報を提供せよ

 今春闘は、第一段階では、日本IBM、キンドリルジャパンともに3月9日の第1次回答が従業員の生活を顧みないひどいものでしたので、組合は3月10日早朝に第1次 ストを決行し、日本IBMは翌11日の団交で5月賃上げを確約しました。
 第二段階では、回答指定日の3月23日に日本IBMは第2次回答をせず、キンドリルジャパンは第2次回答で5月賃上げを実施しないと表明しましたが7月賃上げには言及しませんでした。よって組合は3月24日に第2次スト(午後半日)を決行しました。
 第三段階では、4月6日にJMITU要請団が両社に対して行った誠実な賃金交渉を求める要請に対し、キンドリルジャパンは、今年の賃上げ日は7月1日の予定と文書回答しました。
 一方、日本IBMは、回答指定日の4月20日に全従業員の平均賃上げ額や平均賃上げ率など集団的労使交渉に必要な情報を回答せず、さらに組合員個別の有額回答を延期しましたので、組合は4月21日に第3次スト(午後半日)を決行しました。

賃上げ推定平均1.5%

 今春闘ではJMITU主要企業の賃上げ回答は、昨年を上回る高水準に達しており、その賃上率は2%台後半から3%台後半になっています。
 一方、全従業員平均賃上げ率の回答が未だない日本IBMの5月1日付平均賃上げ率は分かりませんが、組合による推定平均賃上げ率はわずか1.5%で、3年前からの消費増税、今般の諸物価高騰を補うには極めて不十分な水準です。
 そこで組合は日本IBMに対し、労働組合として求めている年齢別企業内最低賃金を踏まえ、加えて諸物価高騰を考慮した、組合員個別の賃上額の上積みを要求しました。さらに、全従業員の平均賃上げ額や平均賃上げ率など集団的労使交渉に必要な情報の回答も要求しました。
 組合はこれらの回答(第4次回答)を5月19日に指定しました。不当回答であれば翌20日第4次スト(午後半日)を構えています。

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