冬ボーナス回答状況

大健闘するJMITU

 日本IBMでは会社業績達成度と個人業績率が個々人の賞与基準額に掛け合わされて年間支払い額が決定されるため、賃上げが延期された今年の冬ボーナス予想平均額は夏ボーナス回答と理論的に同じになります。
 その一方で、コロナ禍により減収を余儀なくされる企業が相次ぎ、冬ボーナスが大幅に下がることが不安視されています。そうした中、製造業、情報通信産業を主体とするJMITUでは17支部分会で昨年を上回る回答を引き出しており、大健闘が続いています。
 左上表はJMITUにおける回答状況です。日本IBMの一般職予想平均額は夏と同じですが、他社は3次回答まで引き出す交渉を続けており、同業のNTTデータにも水を空けられています。
 さらに、社会的に注目されている定年後再雇用者の処遇改善もJMITU各社で進んでいます。例えば三英社支部では、住宅手当支給に続き、来年4月から正社員と同様の基準で家族手当を支給するという回答を引き出しました。その他にも東京測器研究所支部、宇野沢鉄工所支部、鈴木シャッター支部、大東工業支部、リガク支部、エーデフィシー支部、ニッタン支部、超音波工業支部などで手当の改善が進んでいます。
 再雇用者へのボーナス支給も次々と回答を引き出しています。例えば、ダイワ支部では23万円、東洋精機支部では2.01ヶ月の支給、日本NCR支部では正社員と同じ月数の回答を得ました。

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