事前協議・同意協定締結を要求【団交報告】

-GTSのリストラも追求-

 JMIUは春闘とともに秋闘を広く労働条件一般を向上させていくための重要な闘争と位置づけています。秋闘のJMIU統一要求日として組合は9月16日に団体交渉を持ち、3つの統一要求を提出するとともに、PBC制度変更やGTSのリストラについて協議しました。

会社は組合と経営施策を事前協議し合意せよ

 産業別労働組合として、JMIUの金属・情報系産業に共通の次の3つの統一要求書を提出しました。
①合意協力型労使関係をめざす要求書
②安全・衛生に関する統一要求書
③労働法制改悪に関する統一要求書
 中でも「合意協力型労使関係をめざす要求書」はJMIUとして特徴のある要求書です。「労使協調」という言葉を読者の皆さんは聞いたことがあるかもしれませんが、これとは違います。会社の言いなりではなく、賃金・労働条件の変更、雇用、その他重要な経営施策について、労使が「事前協議と同意」により共通の理解に基づき協力して実施していく体制をつくることを求めています。

 今、会社で合意協力型労使関係を作ることが一番大切になっている。
 「協力」ということだな。「協調」ではなく。
 回答指定日は10月1日だ。要求項目は多岐にわたるが、まとめて「法令を遵守する」といった回答ではなく、今回強調した点について個々の回答をお願いしたい。
 はい。

GTSで300人、人員を8割削減する部署も

 GTSオペレーションズ部門の8割の人員を削減するという話は本当か。
 そういうコミュニケーションをしているのは事実だ。個人のキャリアという観点では、一人ひとりの貢献度、PBCの評価も含めて有用度、中長期的なキャリア、そういったものを総合的に判断して個別のキャリアのコミュニケーションにつなげてゆく。
 この部門は約80人だが、8割、60人強の人員をどのように動かすのかというプランはあるのか?
 今は持っていない。本当に8割かどうかはわからない。何割かは再配置、そのうちの何名かは退職ということはあるかもしれない。そのために予算措置をしている。
 予算はいくらか。
 ここで申し上げることはできない。
 このような大きなリストラを実施する理由は何か。
 間接部門の効率化だ。ひとつの会社としてのアプローチだ。
 具体的な数字等での理由付けはないのか。
 部門ごとのフィナンシャルな理由についてはお答えできない。
 オペレーションズ部門を統合したときは部門を集約して効率化をしていくことが主眼であったはずだ。人員削減については触れられていなかった。何でこうなるのかの説明がほしい。
 具体的な説明はできない。
 他の部門でも受け入れられない場合、本人がどうしてもがんばるという場合、道はあるのか。
 退職というのは任意なので、その人を無理矢理解雇できないので、その人のキャリアについては考えていかなければならない。
 具体的な教育プランが無いと不安だ。
 乱暴なプロセスになれば人事も入っていく。
 GTSでは30億の穴を埋めるために300人に退職してもらわなければならないと言われている。これはどうなのか。
 調査して確認する。
 GTSでRAをやっているということか。
 RAとは言っていない。セカンド・キャリアを支援するプログラムだ。

PBC制度変更状況は

 グローバルがアンケートを取るなどしているようだが、その後、検討状況はどうなのか。
 まだ我々のレベルまで来ていない。新しい情報はない。

 組合は今後も継続して状況を注視していきます。

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