組合要求が実現!4月1日付賃金減額なし

組合要求が実現!4月1日付賃金減額なし

-第1次春闘回答団体交渉報告-

 2015年3月4日の春闘回答指定日に組合は会社と団体交渉を行いました。この中で、会社は4月1日付賃金減額を行わないことを回答しました。そのほか、賃金や夏のボーナス、また2月27日に行った団体交渉での1Q RAに関する協議内容をお知らせします。

4月1日付賃上げについて

 組合は今春闘の重点要求で4月のTCR昇給と一緒に臨時昇給も行うことを要求しています。昨年の消費税増税や物価上昇などにより最低でも3%の昇給がないと実質賃金ダウンになってしまうからです。

 TCRは説明したとおり、実施する。
 臨時昇給についてはどうか。
 実施する気はない。
 全社の平均昇給率を教えて欲しい。
 全社の平均昇給率は答えられない。最低3%と言うとベアのようだが、その考えはない。ペイフォーパフォーマンスを推進する。平均昇給率の公表が協議事項になっていることは認識している。
 従来どおり公表を要求する。給与調整の考えかたを説明して欲しい。
 TCRとMBAで会社体力を考えて、トータルで競争力のある給与調整を考えている。オフサイクルの昇給もある。
 今年の春闘ではベースアップする会社が多いだろう。他社の賃金が上がれば、日本IBMの競争力は無くなるのではないか。
 同じような賃金制度なら比較できるが、各社で制度が異なる。
 それではマーケットと比較はできないと言っているのと同じだ。
 会社で独自で調査した結果で比較している。職種によって、一律にあげる会社とそうでない会社がある。
 それでは昇給が他社より遅れることになる。

組合からのコメント
 今こそ多くの従業員が組合に入り団結することで、昇給への展望を開くことができます。

賃金減額について

 現時点では減額の予定はない。
 方針が変わったのか。
 方針は変わっていない。現時点の判断である。減額するかは、その年に発表する。現時点では減額の予定はない。
 4月には減額はないが、12月にはあると言うことか。
 現時点では予定はない。ハイパフォーマンスカルチャーの方針に変更はない。

組合からのコメント
 ついに賃金減額が止まりました。再び賃金減額させないためにも多くの従業員が組合に入り団結することが必要です。

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