【団交報告】40代社員で初任給下回る

?【団交報告】 40代社員で初任給下回る?
 4/1付給与調整で ??

 4月4日に4月1日付給与調整を中心に団体交渉を行い、会社の不誠実な対応に抗議しました。
 賃金交渉の前提となる日本IBMの貸借対照表や損益計算書を会社が団交当日に提出したことに抗議しました。会社は財務部門がウェブに公開した後に速やかに提出したと弁明しましたが、組合はウェブ公開後では無意味であると反論しました。

初任給下回る減額調整も

 4月1日付給与調整で大卒初任給を下回る従業員がいることが判明しました。
 組合はこの従業員が20歳台ではないことを指摘し、給与にもセーフティネットが必要であることを訴えましたが、会社は過去にあった年齢別保証給を復活させる予定はないとしました。さらに組合は「このことを人事担当役員はどう思っているのか」と追求しましたが、「新しい質問なので、給与に確認する」として明言を避けました。
 一時金についても、社長が年初に増収で「Japan、良く頑張った」と賞賛したのだから、報酬で報いるよう要求しました。

賃金減額繰返すのか

 賃金減額について「来年も行うのか」という質問に対して、「今年はやると判断しただけで、来年以降やるかどうかは決まっていない」と回答しました。組合は昨年も今年も事前協議がなく、決定後にウェブ発表の後に「通知」されただけであると抗議しました。
 また昇給については、PBC1や2+の従業員でも昇給する人としない人がいる上に昇給率が異なるのに対して、賃金減額がPBC低評価で一律に決まるのは、Pay for Performanceに矛盾していることを指摘しました。

出張用件示さぬは不適切と認める

 退職強要について、名古屋勤務の組合員Aさんに対して、本社勤務の所属長と上長が用件を明らかにせず本社出張を求めたことに抗議しました。会社は「出張の用件を告げないのは不適切である」と認めました。さらに上長にたいして「(用件は)RAプログラムですか?」とストレートに質問したところ「そうです」と回答したことを伝えると、会社は「素直に加算金のことですと伝えれば良いのに」と、他人事のように話して所属長・上長の対応に疑問を呈しました。

視覚障害でも定時出社求める異常

 視覚障害を持ち通勤ラッシュに耐えられない組合員Bさんに対して、所属長のT氏は新たに「部門全体で9時出社を求めるのでBさんも9時に出勤するよう」求めていることを伝えました。
 T氏はさらに「定時出勤率85%」なる奇妙な目標を作り出し、「PBCには記述しないが」といいながらBさんに強制したことに抗議しました。組合は「人身事故による遅刻は認めるが、車両故障による遅刻はみとめない」などのT氏の異常な発言を指摘しました。
 Bさんは通勤中の「ヒヤリハット」が4日間で2回もあったことを訴えました。組合は、会社が適切な措置をとらずBさんが通勤災害にあった場合は、その全責任が会社にあることと忠告すると共に、Bさんに対してフレックス勤務を認めるよう要求しました。

理由示さず解雇に抗議

 最後に解雇予告を通知された従業員に対して、解雇理由を明らかにしなかったことを厳重に抗議しました。
 組合は解雇のレビューをした時の資料を要求しましたが、会社はA4一枚の紙で既に提出していると主張しました。組合はさらにアサイニーもみているはずだから、英文の資料があるはずであると追求しましたが、会社は「必要な内容は全て提出した」といって、英文資料の提出を拒絶しました。組合は、会社が解雇理由を示さないまま、協議中にもかかわらず解雇を強行したことを厳重に抗議しました。

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