団交の翌日に通告、
       会社の不誠実な対応に怒り

 一方的に協議を中止し、減給を強行

 5月16日、減給問題に絞り、会社と団交を持ちました。(組合は、全従業員の昇給を要求しています)

 会社は減給の対象者を①相対評価でPBC3を二年連続(4は一回)取得した者②マーケットに比べ給与が高い者③業績の改善の見込みがない者、と説明をしています。しかし、相対評価の元では、会社の業績によりどれだけ貢献をしても15%の低評価者がでます。現状のPBC制度そのものが崩壊しています。更にマーケットに比べ給与が高いとは何を示すのか、どこの企業と比べているのか、と質問をしても一切の回答をしません。会社の決めた基準であるというのです。すなわち、バンド7の給与レンジの中間位置の給与がマーケットと比べ高いと言う説明ができないのです。もちろん、客観性、透明性はありません。上司の気分で減給を実施しているのです。そのことは、団交の中で会社が減給理由を説明できないことからも明らかです。最終的には「離席回数が多い」からと言い出す始末です。会社は組合の主張を覆すことができないため、あせりを感じ減給を強行したのです。これは、典型的な従業員に対する一方的不利益変更と言えます。このような横暴は絶対に許すことはできません。

 8400人の中に2人も同じ課にいるのは、多すぎる。
 何人ではなく、結果である。人数については、会社側からは言っていない。実際は1%よりはるかに少なく、限定的な人数にとどまっている。3つの条件にあてはまっているので、該当している。
 減給については組合は合意していない。きわめて不自然である。
 7月1日付で減給予定者ではなく、可能性がある人をあげている。10月1日で2人を確定した。
 改善の見込みがないというのはどういう基準なのか。基準が明確でない。
 個々の事象の中で決めている。
 説明責任を果たしていない。改善の見込みについては隔たりがありすぎる。
 評価ですでに差別化されている。給与の差別化だけでは物足りないということか。
 世間の給与水準で調整している。
 給与水準がまったくわからない。資料をだせ。数字の開示がなくては、議論できない。
 会社の都合で仕事を変えられ、新しく就けた仕事のみで賃下げをしようとしている。会社にも原因はある。

◆クレームメールは評価に反映、サンクスメールは無視

 業績の改善はないというが、サンクスメールなどは沢山営業などからもらっている。クレームのノーツなどは評価に反映させるが、サンクスメールは評価に反映させないのか。
 改善についてはまったく平行線だ。
 減給が正しいと判断した時点で、情報をとっていないのはおかしい。 減給しなくてはならない具体的な問題が何ひとつない。
 
 団交の翌日、話合いが平行線のまま、見切り発車で会社は一方的に減給を実施する旨のメールを送りつけてきました。団交の中でも、強行するような話は微塵もでませんでした。だましうちのような不誠実な会社の対応に怒り以外ありません。
 減給の強行を直ちに中止し、誠実に協議を継続するよう要求します。
 また、会社から減給を実施された従業員の方は、組合に相談をしてください。そして大きな闘いにしていきましょう。

~~~~~~~~~~
本人の怒りの一言

その①
 団交では、まだ協議を続けると言っておきながら、その翌日に通告してくるとは、結果ありきで理由は後付けで、実績を作ろうという卑怯なものです。約束は破るためにあるのか!
 信頼を裏切る行為であり、公平性やコンプライアンスを謳っている会社とは思えません。一方的に制定してきた種々の制度も、すでに形骸化していることを如実に示していると言えるでしょう。

その②
●5月16日の団体交渉で「引き続き協議する」ようなことを言っておきながら、翌日に強行突破するような行為にうんざりです。
●団体交渉では反論途中で終わってしまいましたが、沖縄BSCに比べて、PH(作業量にして)8分の1の作業項目しか与えられていないにもかかわらず、「貢献が少ない」というのは、「恣意的に低評価にするためのものであった」としか思えません。

One thought on “  団交の翌日に通告、
       会社の不誠実な対応に怒り

  1. 日本IBMは日本法人 

    労働組合のみなさん、頑張って下さい。
    我々の部門では今数名がPIPをやらされています。今週チェックポイントがあるようです。セカンドがレビューするようですが、仕事そっちのけでレビューの準備をしています。これでは本末転倒であり、幸いにも今回は声がかからなかった残りの社員の負担が増えてさえいます。
    労働組合のみなさんがこのまま減給されてしまうと非組合員としては、組合に入ってても同じだと思ってしまいます。それを避けるためにも頑張って下さい。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。