委員長2011年新春挨拶

あけましておめでとうございます
労働者の権利を守るために
   組合に結集し、共に闘いましょう

JMIU日本アイビーエム支部 中央執行委員長 大岡 義久

 「かいな」読者、組合ホームページをご覧のみなさん、明けましておめでとうございます。
新年にあたり、組合への日頃からご支援、ご協力に心から御礼申し上げます。

今年、IBMコーポレーションは設立100周年を迎えます。初代社長のトーマス・J・ワトソン・シニアは「良き企業市民たれ」を目指しました。そして、IBMの基本的信条は「個人の尊重」「最善の顧客サービス」および「完全性の追求」でした。これらは、私たち従業員の誇りでした。その後、これは2003年に見直されIBMすべての活動の基礎となる価値観・理念であり、社員の行動指針であるIBMer’s Valueがまとめあげられました。
 
しかし、成果主義による弊害が日本IBMの土台を揺さぶっています。それは、技術力を失い、更にお客様満足度が低下し、そしてチームワークのゆがみという形で現れています。

その結果、売上は2009年にはピーク時のほぼ半減の1兆円を下回る水準まで減少してします。それにもかかわらず、恒常的な事業売却とリストラやゼロ昇給、更に減俸を含むコスト削減により、非常に高い経常利益を維持し続けています。この利益は、従業員の犠牲の上に成り立っているという異常な状況です。

 会社は、一方的に従業員の処遇を不利益変更し、それを押し付けています。
今、労使対等という言葉がこの会社から消え去ろうとしています。会社が健全に成長し、利益を社員へ分配するという構図が崩れることは、非常に危険な方向に進んでいることを意味します。

 私たち組合は、会社のこのような姿勢に疑問を呈し、労働者の権利を守るために闘っています。
2011年も組合への支援をお願いするとともに、組合に結集されることを熱く訴えます。

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