やっぱりあった!人事からの通達/退職金制度改訂のマネジメント向けガイド

9月3日付けの坪田人事担当名のラインマネージャーインフォメーションを組合は入手しました。以下抜粋します。

『法的に求められている同意取得は社員の3分の2以上ですが、厚生労働省認可をスムーズに受けるためには、最低でも対象社員90%以上の同意を取得を目指しています。90%以上の同意取得に向けて、ライン専門職の・・・リーダーシップ発揮をお願いします。(中略)』と、強力な指示があり、実際には社員にとっての不利益な改訂であるにもかかわらず、次のようにガイドされています。
『IBMが今後の退職金制度の運用を確定拠出型に統一していく方針であること、年金資産の構造を早急に改善し、本来行われるべき人材投資を可能にしようとしていること・・・ポジティブなコミュニケーションを行なって下さい。』

しかしこの改訂は会社にとってコスト削減の一つであり、昇進や昇給の再開をコミットすることはできない、と会社は団体交渉で「明言」しています。また「同意書の記入方法や回収の仕方はラインに任せる」と繰り返し述べていましたが、実際には詳細に具体的な指示がありました。

『同意書は、ライン専門職の皆さんご自身の署名・捺印をあらかじめ済ませた用紙を社員に回覧して下さい。』退職強要の時と同じく、ライン専門職は会社の指示に基づき組織的に動かされています。だまされてはいけません。

3 thoughts on “やっぱりあった!人事からの通達/退職金制度改訂のマネジメント向けガイド

  1. 日本IBMは日本法人

    かなりの勇気を持って「署名捺印はしません」と所属長に言ったところ、「もっと早く言ってよ」「OBがまだピンピン生きてるんだから、我々に来る分は少なくなる事くらいクリアーでしょ」などと言われましたが強制はされませんでした。従業員代表選挙は組合の人に入れます。頑張ってください。

  2. I

    私のような休職者には署名・捺印の話は来ないのですが、母数操作のためでしょうか?

  3. ピンピン生きてるOB

    元をただせば売り上げがどうしたら伸びるのか考えない経営陣に責任があると思います。
    日本のお客さんにアメリカのやりかたをしたって受け入れられないのに。

    誰が提案、導入、保守とコロコロ担当が替わる人に相談や信頼を寄せるだろうか?

    そんな基本的な事が判らない会社に愛想をつかして辞めましたよ。
    現場の声が上に上がらない弊害を認識すべきですね。

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