春闘アンケートに寄せられた声

2009年春闘アンケートに、皆様から多数の声をお寄せいただき、心から感謝いたします。その中から、いくつかピックアップしてご紹介します。
※この投稿は、「かいな」でのご紹介に合わせて更新します。(3月9日最終更新)

◆以前は、会社名を言うと「いい会社ですね。」と言われた。
今は、「大変ですね。大丈夫ですか?」と言われる。困った会社になってしまったものだ。
(豊洲、男、40代、SE)

◆早く雰囲気をよくしてほしいです。
でないとまじめに働いてきた人も、モラル(働いて頑張ろうと思うこと)が低下してしまい、会社の業績そのものが悪くなったらなにもならない。
同じ会社同士でおたがいに励ましあって、会社をよくしてほしいと思います。
(箱崎、男、50代、事務)

◆経営陣はUSの犬なのか? そうでなければリストラばかりせず雇用を守れ。
リストラなしに65歳まで安心して働ける職場を作れ。
ハイパフォーマンスカルチャーと言いながら昇進凍結とはどういうことか。
自由闊達と言いながらパワハラが横行している。
世間の日本IBMに対する目は非常に厳しい。
今まで築いてきた清廉潔白な会社のイメージは脆くも崩れた。この責任をとれ!
JALの社長は都営バスで通勤しているという。経営陣は見習え!
取締役、理事の人数が多すぎる。給料も高い。先にリストラが必要なのは経営陣だ!
経営陣がどのようにハイパフォーマンスを出しているのか可視化しろ!
何も責任を取らない経営陣は去れ!
(男、40代、SE)

◆外人のアサイニーが職場環境を非常に悪くしている。極端な部門偏重で業務を遂行し、会社の全社最適を考えない。またWW(US)の上司だけを気にして仕事をしている。リーダーとして部門をリードする力が無い、ただのレビューアーかマネージメントに過ぎない、ビジネスの力が鍛えられていないにもかかわらず階級だけは不当に高い外人が大量に来日している。日本は質の悪いマネージャーの掃き溜めになっているのではないだろうか。彼らはヤキトリとビールの話ばかりしている。物見遊山気分で日本には1-2年遊ぶつもりで来ているのではないのか。
(箱崎、男、40代、事務)

◆日本は米国と違い、中途採用をなかなか採用しない会社がほとんどなので転職が難しい。成果主義から終身雇用に戻す企業も増えているので終身雇用にすべきだ。
今回の人員削減で、上司と部下の間が最悪になり、チームワークがバラバラになっている部門が多くなってしまいました。会社の雰囲気も暗くて活気がありません。
大学生の間で「IBMは正社員を1000人解雇した会社だ」と話が広がっていて、IBMを敬遠している学生が多いようです。大学4年の私の従兄弟もIBMに内定をもらっていたのですが、自分から辞退して、留年して公務員試験の勉強をはじめました。IBMに入社してリストラされるよりも、安定した公務員のほうが自分の将来のためにいい、と言っていました。同じように考えている学生も少なくないようです。学生の間でIBM=解雇のイメージが固まってしまったようです。若い人が敬遠すると会社が育たなくなると思います。法務担当・人事担当は責任とって退職すべきではないでしょうか。
(箱崎、男、40代、SE)

◆会社そのものを形成している社員とその家族の顔を見ようとしない会社(経営陣)が、お客様の顔が見えるはずかない。「お客様第一」とどの面下げて言うのだろうか。社会的責任の意味を、自分の都合の良いようにしか解釈しない経営者は、その地位にいる資格はない。
法の抜け穴を使った名ばかりの定年延長制度が許せません。「希望すれば65歳まで働ける」のが法が決めた延長制度のはず。まっとうな一万人規模の会社が平気な顔をしてこういうことをやる、まさに反社会的行為だと思います。
また、ワークライフバランスを唱えながら、ウラで裁量労働制の元「24時間オンでいろ」とよく平気で言えるものだと。裁量労働にしておけば24時間働かせても人件費は心配しなくてもいいですものね。
(豊洲、男、40代、SE)

◆個人業績と会社の業績を分離した評価の仕組みと言っておきながら、部門毎で割り当てる評価の割合を会社の業績の都合で変化させている。2枚舌である。
・数年前、昇給を減らす代わりに昇進によりバンド最低額まで給与を上げるといい、「昇進をする以外給料を上げる方法はない」といいながら、それがなされていない。嘘つきである。
・外人マネジメントによる、月100万もの住宅費など無駄なところを削減するべき。
・外人を現場の営業やSEとして日本で働かせ、実際のパフォーマンスを見せるべきだ。そうでなければ納得がいかない。
(箱崎、男、30代、SE)

◆組合は雇用の確保に向けて、一層頑張ってください。みんなが不安を抱えて、モチベーションがあがるはずがありません。
雇用の確保が最優先課題だと思います。降格も問題あり。トップマネジメントの経営責任も不明確すぎます。
(箱崎、男、40代、SE)

◆社員を大事にしない会社の将来も暗い。昇給の見込みがないままで、会社へのロイヤルティもあるわけがない。
IBMって、社員に対する扱いが悪すぎ。社会責任も果たしていない。大事な人事プロセスやデータを秘密にされており、われわれがIBMにだまされているようにみえる。(そして、気楽に、社員をリストラしたり、給料を安くしたりして、IBMが今の経済状況を悪くしたとも言える。)
(大和、男、40代)

◆日本IBMはすでに正常な独立会社として機能していない。IBMコーポレーションの方針の下では規模縮小の方向に置かれているものと考えられる。横暴な人員削減は今後も続くものと考えられるが、家族を守る立場の者として横暴を許すわけには行かない。
年収の急激な減少のため、組合費を捻出することができず、組合に加入して共に闘うことが出来ないのが非常に歯がゆいが、組合にはぜひがんばって会社の横暴を攻撃して欲しい。
(箱崎、男、40代、事務)

◆昇進昇給凍結と発表しておきながら、理事(=社員)に昇進するというのは理屈があわない。
昨年のPBC評価は、「退職勧奨を断ったから」「リソースアクションで退職を受け入れたから」PBC 4という話をいくつか聞いた。ラインによると坪田人事取締役の方針だそうだ。その年度の業務の評価と、リソースアクションは別の話であり、全く理屈が通っていない。こんなお粗末で理屈の通らない、自転車操業の人事施策の会社になってしまっていることがとても不安である。
(箱崎、女、40代、SE)

◆昨年末には送別会が相次ぎました。どれもがポランタリー・ベースで、職場が主催するものはありませんでした。退職者自身が公式な送別会を辞退したことによるためとは思われるものの、辞退する背景や理由を考えると寂しさを感じます。本人、会社の両方にとって幸せになる退職というものはこの会社からは消え去ってしまったのでしょうか。これでは、去る者も不幸、残された者も不幸です。
ある一人が去る際に吐き捨てた言葉です。「成長することを忘れてしまったこの会社に明日はない。」「その場凌ぎばかりで、長期的・中期的な戦略を持てないこの会社に明日はない。」
(箱崎、男、30代、営業)

◆PBC評価2以下を大幅に増やした理由を明確にして下さい。これは以前のC評価であり、実際にはマイナス評価にほかなりません。単に評価結果全体を引き下げることは、従業員のモチベーションを下げるだけです。
日本IBMの業績不振自身がPBC評価2以下を大幅に増やした理由というのであれば、まずは経営陣全員がきちんと責任を取るべきではないでしょうか。ここ数年の日本IBMの業績不振はグローバルでも際立っており、しかもこの原因の追求を怠ってきたと言わざるを得ません。昨年秋からの経済危機により、これを親会社への言い訳にすることができるようになり、実際には胸をなで降ろすことができたかもしれません。でも、問題解決を先延ばしにしたこのツケは必ず回ってくることになります。目先の数字だけを取り繕うことができたとしても、いつかは行き詰ることになります。長中期的な視野に立ち、再生のためのプロジェクトを立ち上げる必要があるのではないでしょうか。
(箱崎、男、30代、営業)

◆この春でとうとう50歳を迎えることになります。
要領の良い人は、コネと知己ルートを利用して昨年秋までに既に他社等に迎え入れられています。
せめて資格でも取得しておれば良かったと反省しており、これまで何かと怠ってきたツケがここにきて回ってきてしまいました。
これからは、早期退職に加えて退職勧奨、そしてHGSTでノウハウを身につけた事業譲渡を駆使していくことは間違いないでしょう。
(箱崎、男、50代)

◆QualityよりもCostを取ったこの会社に未来はあるのでしょうか?
One Teamといいながらも職場では蹴落としあいが見え隠れしていて協力する事は二の次ですね。自分が良く見えるためには相手を落としたほうが早いですからね。
PBCでは、難癖つけられ、悪いところを探して低評価を付けることに力を注ぐマネージャー、こんな状態でいい仕事をしろという会社に問題ありだと思います。
最低でも年齢に見合った給料を保証して欲しい。リストラは、私の周りでも12月末、1月末とで何人も退職することになっている。リストラして喜んでいるのは会社だけで、残された社員はそれでなくても多かった仕事にまたプラスされるのだから耐え難い。
組合に対しての要望は、会社のロボットとして動くマネージャーや役員はいらないので、部下を守れるマネージャー、社員を大事にする会社にこのIBMがなるようにがんばって欲しい。
(一緒にがんばりたいと思います。)
(豊洲、男、30代、技術)

◆この経費節減の時代に2nd Lineが東京から何度もやってきて、個室でヤクザの様な言葉で恫喝(退職強要)された。
「ここにパンフレットあるから、再就職斡旋会社にはよ行って来いや!!」とか。
(男、40代、事務)

◆「大いに利益を上げながら正社員を1000人以上リストラする貴社とのビジネスは考えてしまう」とお客さまにいわれ、進みかけていたビジネスがストップしてしまい、えらい災難である。
いままで何年も100%以上の成績をあげていながら、昨年4Qに2か月ほどビジネスが停滞したら、PBC 4をつけられ退職強要された。
(匿名希望)

◆日本は労働者をある程度保護する法律はあると思いますが、ほとんどの人は知りません。知らないが故、今回のような悲劇が起こるのではないかと思われます。
会社にとって人材は宝です。粗末に扱うなどもってのほかです。そのような会社にいい人材は来ません。
(大和、女、30代、技術)

◆全体的にこの会社の人事制度は少しゆがんでいるような気がします。会社外の人からもよく言われます。問題のある会社の製品(サービス)は買いたくない…と。
友人の会社はワークシェアリングを行なったり、役員の給与カットといった手段で雇用を守っています。この会社もこのような方法で雇用を守ってほしいです。
組合にはがんばっていただきたいと思います。
寄付をしたいのですが、寄付金の募金箱の設置を希望いたします。また、このHP上でいいのですが、労働法の紹介も行なってほしいです。
(匿名希望)

◆「あのニュースを見たよ、日本IBMって1000人も解雇したんだって。本当に大変だね。」
「世間では派遣切りが問題になっているけれども、日本IBMでは正社員でさえもヤバイらしいね。」
と、これが今年の大学同窓会で交わされた言葉です。
そして、ゼミ教授からも一言。「そんな会社には学生を推薦することなどはできないよ。そんな会社では人も育たないだろうからねぇ。」
(箱崎、男、30代、営業)

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