組合Q&A

 

組合Q&A

 

<<Q.組合とはどういう団体ですか?>>

A.労働組合は「労働組合法」という法律に基づいて設立される公的な団体です。特定の人物や団体を母体としたものではありません。会社で働く人達が集まって作る組織です。私達は3つの原則を持っています。

3つの原則

1.資本からの独立

「資本」とは会社を意味します。会社と馴れ合わず労働者を中心に考えます。

2.政党からの独立

組合員の思想・信条は自由です。特定の政党支持をすることはありません。

3.一致する要求での共同

組合民主主義に則り、皆が一致する要求に基づいて共同行動します。

 

<<Q.組合に加入する意味は何ですか?>>

A.給料や労働環境などは労働組合と会社が話し合って決めるというのが日本の法体系の根幹を成す考え方です。日本国憲法では労働組合の権利である労働三権(団結権、団交権、争議権)を認め、そのもとに様々な労働法の整備がされています。外資系の企業であっても、日本の法律が適用される点は同じです。その考え方に立てば、会社で働いているにもかかわらず労働組合に入っていないのは、まるで権利放棄をするようなものです。ご自身の権利を守るためにも労働組合に加入しましょう。

 労働組合には、会社に入ると自動加入になる(つまり意識せずに組合員になる)場合と、自らの意思で加入する場合の二種類があります。日本IBM及びその関係会社に働く人ための労働組合であるJMITU日本アイビーエム支部は自らの意思で加入する形の労働組合です。産業別労働組合であるJMITU(日本金属製造情報通信労働組合)に加盟しています。

 

<<Q.他の大企業の組合はどうなっていますか?>>

A.日本の大企業のほとんどは自動加入の労働組合であり、全従業員が労働組合に加入しています。そういった意味で、日本のほとんどの大企業に勤める従業員は労働組合員であるほうが普通と言っていい状況です。

 自動加入の労働組合は、意識せずに組合員になる分、団結が強固とは言えない面があります。歴史的に見れば、もともと労働組合は自らの意思で加入する形でスタートしました。JMITU日本アイビーエム支部は自らの意思で加入する分、団結が強くなるというメリットがあります。

 

<<Q.身近な仕事や処遇の面で組合を活用できますか?>>

A.私達は組合員一人ひとりの要求を大事にして活動しています。例えば組合員個人の仕事のアサインや評価、サービス残業・長時間労働・休日出勤のことなどでも会社と団体交渉で協議します。もちろんリストラ対象になった場合も団体交渉で協議します。こうした交渉力を活用することで、安心して人間らしい会社生活を送ることができます。

 

<<Q.組合費はいくらですか?>>

A.本給の2%、賞与の1%です。給与天引きされます。

 

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